小國裕美 枯葉 2020
この曲は数々のアレンジで歌われており、シャンソンの代名詞のような曲です。
大好きな曲ですが、一回でうまく歌うのは、本当に難しい曲です。
先日、2020年の三豊市詫間マリンウェーブでのシャンソンコンサートの2部で演奏しましたものがユーチューブ公開になりました。
ジョゼフ・コスマJoseph Kosmaが、1945年にローラン・プティRoland Petit演出によるバレエのために書いた曲に、ジャック・プレヴェールJacques Prevertが詩をつけました。
マルセル・カルネMarcel Carné監督の1946年の映画「夜の門Les portes de la nuit」のなかで歌われました。
失恋のバラードですけど、日本の枯葉のイメージと違い、この曲はやはりヨーロッパの枯葉のイメージで書かれた曲だなぁと思います。
晩秋から冬頃にヨーロッパを訪れた方は、日本と違う風景に出会ったことでしょう。
大量の枯葉を大型掃除機のバキュームで吸いとっています。
現在の冬の風物詩で、昔はシャベルで集められていました。
ジャック・プレヴェールの詞の中にはシャベルで枯葉がかき集められる様子が書かれていますが、今のバキュームでは、この詞は出来ないでしょうね。
そして恋の思い出も後悔も、枯葉と一緒に北風が運び去る…
そして最後は…
海の、砂の上の恋人たちの足跡を、波が消し去る…
跡形もなく恋は終るのです。
ピアニストのアレンジによっても雰囲気が変わります。
2020年は KAZUYA のアレンジで。
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