Tombe la neige アダモ 雪が降る 絶望の白一色
Tombe la neige 雪が降る がApple Music, Spotify,iTunes Store,Amazon etc....などでリリースになりました。
1年間、ストリーミング、ダウンロードでお楽しみ下さい。
この音源は2017年5月にパリでレコーディングした時のものです。
私はパリ13区のアパルトマンから歩いて近くのピアニストのお宅に伴奏合わせに通い
レコーディングはスタジオで3日かけて行われました。
ピアニストはパトリック・ヴァゾリさんで
お父様のクロード・ヴァゾリさんは2019年にご逝去されましたが
ポール・モーリア、レイモン・ルフェーブルらと肩を並べるほどの日本でも人気を誇る
カラベリグランドオーケストラの指揮者、作曲家でした~Wikipediaより
レコーディングは17曲収録いたしましたが
この「雪が降る」のエピソードをリリース記念に。
私は音楽大学でイタリア語、ドイツ語を学び、クラシックの声楽家でしたから
原語で歌うことに慣れていましたが、フランス語をシャンソンの国フランスでフランス人の中でレコーディングですから。
難しい発音もありました。
フランス語の歌唱は他の言語より一番腹筋を使うのではないでしょうか・・・
語学を学ぶことは文化を学ぶ事です。
「雪が降る」はアダモさんの作詞作曲の曲です。
男性的な歌唱で日本でも有名な曲です。
ピアニストのパトリックさんは
「この前にアダモとヴァイオリンの人とこの曲を演奏をしたよ」
と言いました。
「ヒェー!」私
それからパトリックさんはずっとアダモバージョンで弾き
なかなか合いませんでした。
何かが違うのです。
まず、雪に対するイメージ
歌い方
温暖な地域で暮らした私は、雪が積もった経験はあまりない。
粉雪が舞い、絹のような雪がうっすらと積もり
俳句に例えれば、侘寂(わびさび)のイメージ
出だしもPピアノでやりたい・・・
この曲は、来ない女性を待つ絶望の歌なんですね。
レコーディング本番まで考え
この曲だけは最後に私が相寄り
「よし、気合いだ」と
本番の一発勝負で雪崩のような激しい雪を想像し
寂寥感込めて歌いました。
日本人のフランス在住の友人曰く
「フランス人は嬉しいときは嬉しい。悲しい時は悲しい。日本人のような侘寂はないの」
そうなんでしょうか?・・・
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