小國裕美 帰り来ぬ青春 Hier encore アズナヴールの青春シリーズから

アズナヴールの青春シリーズ「ラ ボエーム」の次は「帰り来ぬ青春」

この曲に入り込み

初めてのアレンジまでしている・・・

結局1番と2番は吉原幸子さんの素敵な詞で

3番はフランス語で歌うことにして後奏も制作中

この曲はアズナヴールが英語でも歌っているが4拍子で

日本語版も4拍子なのだが

フランス語版の楽譜は3拍子になっていた

美しい哀愁をおびたメロディーで

当時とても流行した

歌詞については他の曲と同様に

言葉が音楽になっておりアズナヴールのリズム感が斬新である。




Hier encore


Hier encore, j'avais vingt ans    

Je caressais le temps

Et jouais de la vie

Comme on joue de l'amour

Et je vivais la nuit

Sans compter sur mes jours

Qui fuyaient dans le temps

J'ai fait tant de projets

Qui sont restés en l'air

J'ai fondé tant d'espoirs

Qui se sont envolés

Que je reste perdu

Ne sachant où aller

Les yeux cherchant le ciel

Mais le cœur mis en terre


昨日のように 私は二十歳だった

私は時を愛しみ

人生を満喫していた

恋を楽しむように

そして私は夜に生き

日を数えることなく

時は過ぎていった

(時の中ㇸ過ぎ去って行く日々を数えることなく夜を生きた)

私はたくさん計画を立てたが

宙に浮いたまま

私はたくさん希望を抱いたが

飛び去った(消えて行った)

私は(希望を)失ったまま

行く先も知らず

目は空を探し(あおいでも)

心は地に埋もれている


Hier encore, j'avais vingt ans

Je gaspillais le temps

En croyant l'arrêter

Et pour le retenir

Même le devancer

Je n'ai fait que courir

Et me suis essoufflé

Ignorant le passé

Conjuguant au futur

Je précédais de moi

Toute conversation

Et donnais mon avis

Que je voulais le bon

Pour critiquer le monde

Avec désinvolture


昨日のように私は二十歳だった

私は時を無駄に使い

時を止められると信じ

そして取り戻すために

先を行く事だって(追い越しさえして)

ひた走りに走っただけ

そして息切れした

過去は捨て

未来形で活用した(言った)

自分を前に押し出し

あらゆる会話で

(あらゆる会話で自分を前に押し出し未来形で活用した)

私は意見を言い

良いと思う

(私は良いと思う意見を言い)

世の中を非難して

勝手気ままに(言った)


Hier encore, j'avais vingt ans

Mais j'ai perdu mon temps

À faire des folies

Qui ne me laissent au fond

Rien de vraiment précis

Que quelques rides au front

Et la peur de l'ennui

Car mes amours sont mortes

Avant que d'exister

Mes amis sont partis

Et ne reviendront pas

Par ma faute j'ai fait

Le vide autour de moi

Et j'ai gâché ma vie

Et mes jeunes années

Du meilleur et du pire

En jetant le meilleur

J'ai figé mes sourires

Et j'ai glacé mes pleurs

Où sont-ils à présent...

À présent mes vingt ans?


昨日のように私は二十歳だった

しかし私は自分の時間を失った

バカげた事をして

心の奥には何も残さない

本当に確かなものは何もなく

額のいくつかのシワと

退屈を恐れるだけ

なぜなら私の恋は死んでいたのだ

存在する前から

(欲しいけどめぐり合っていない)

私の友は去って行った

戻ってはこない

私のしたあやまちのために

私の周りを空っぽにした(友と離れた)

そして私の人生と

私の青春を台無しにしたのだ

最良のものと最悪のものがあったが

最良のものを投げ捨て

私は微笑みをこわばらせ

私は涙を凍らせた

今何処にあるのだろうか

今私の二十歳の時は


小國裕美 オフィスイマジン office imagine

シャンソンに愛された歌姫、小國裕美のブログです。 イマジン代表 小國裕美ランチ、ディナーコンサート Oguni ZENTSUJI FRENCH RESTAURANT にて 2024年11月2日、3日 皆様とスペシャルなひととき、幸せな日となりました すべてのお客様、スタッフの皆様に深謝しつつ

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